糖尿病の人が安心できる料理

糖尿病を患っている人にとって何よりも厳しいのは普段の食事作りではないでしょうか。
症状にもよりますが、1200~1600カロリーの間で摂取しなければならないために、細かいカロリー計算をしながら食事をされている人が多いことと思います。
通常は多い人でその倍食べているわけですから、ある日からこれだけと言われても、何をどう調理すればいいのかと家族も本人も頭を抱えていることでしょう。
糖尿病だからあれもだめこれもだめでは、ストレスがたまるばかりですよね。

途中で挫折してしまい、結果的に糖尿病との闘病生活が10年・20年と続き、いつまでたっても治癒のきざしが見えないまま薬漬けの生活を余儀なくされてしまう、これほど残念な事はありません。
近年そうした糖尿病患者向けの料理を研究開発して本にまとめたものが出版されました。
開発したのは某大学の研究班ですが、管理栄養士の監修付きで約5000食のメニューがネット上でも無料公開されています。
また北陸の老舗旅館で生み出されたメニューというのもあるので一部ご紹介します。

まず大学研究班ですが、糖尿病食で設定されている基準を基本にして作られています。
レシピごとにカロリー・栄養価が具体的に数値で表示されている事に加えて「一日合計の栄養価」ページを開けば、一日に摂取できるエネルギーと栄養価も一目で確認できるようになっており、食事を作りながら糖尿病学習もできてしまうという大変メリットの多いものになっています。
2月第3週のメニューは朝が“ブラックペパー入り納豆トースト+3品”昼が“お好み焼き風*炒り豆腐+4品“夕飯は”里芋コロッケ+3品”となっており、それぞれカロリーが501・516・535で一日では1551kcalとなっています。
いかにもヘルシーでおいしそうですね。

一方北陸の老舗旅館で作られたメニューも地元名産をも折り込みながら大変ヘルシーなメニューになっています。
体に優しいお料理を作るためにはどういった点に配慮したら良いかという解説付きでネット公開されており、こちらも旅館の方々のきめ細かい心配りが見えてうれしくなります。
こういった旅館なら泊まってみたくなりますね。
たとえば出汁に化学調味料を一切使わずに天然昆布と鰹節を使用して薄塩で調味されているものや食物繊維とミネラルが豊富な海草類・地場産野菜と豆腐を使った鍋料理など、どれも一流の料理人によるおいしいそうなお料理ばかりです。
糖尿病の人を意識したこうした料理本を本屋で手軽に手にする事ができますので、ぜひ探してみてください。