初期と末期って糖尿病はどう違うの?

糖尿病の恐ろしいところはまったく自覚症状がないまま進行していくことです。
はっきりと自覚できる頃にはかなり進行していて、合併症を引き起こしていたという話も少なくありません。
多くの人に言える事ですが、どのような病気であっても軽度のうちは“自分でなんとかなるだろう”という安易な気持ちから放置されてしまいやすく、どうしようもなくなってから病院を訪れます。
取り返しのつかない状態になっている事も少なくありません。

何事も早期発見早期治療をすれば糖尿病であっても健全に近い状態で生活できるようになりますし、医療費も軽くてすむのです。
初期症状として実は様々な異変が起きているはずなのですが、異常と思わずに見過ごされがちです。
家族や友人・知人に余計な心配をかけないためにも最低限の予備知識を持ち、なるべく速く専門医を訪れて治療を始めましょう。
初期症状として次の事が起きてきます。

のどが渇くか多汗になり異常に飲みものが欲しくなる・尿量が増える・尿に独特の色や臭い、泡が目立つ・足がつりやすい・急激な体重の増減が起きる・便秘気味になる・手足がしびれる・体の節々が痛くなるなどいくつかありますが、どれか1つでも当てはまるものがあれば専門医受診を考えましょう。
糖尿病でもっとも怖いのは合併症だと言われるように、特に腎臓や膵臓および眼に支障が出てきます。
腎臓機能が不全の状態ですからむくみを生じる事もありますし、最悪人工透析が必要になってきます。
網膜にも支障が出ますから視力が落ちてきます。
これも放置すれば白内障や網膜症を引き起こし失明にいたる事もあります。

神経症が起きてくると痛覚が鈍くなるので重篤な傷を負っていても発見が遅れてしまう事もあります。
最悪切断しなければならなくなります。
膵臓は血糖値に無くてはならないインスリン生成を行っている臓器ですが、機能不全になれば糖尿病の進行に歯止めがきかなくなります。
いずれも悲惨な結果をまねく事になりますので、毎年実施される定期検診を欠かさないようにしましょう。