糖尿病患者は透析対応になる可能性あり!

人工透析を受ける人が年々増え続けていますが、新規で導入する人の数は年間3万人を余裕で超えています。
全患者の4分の1を閉める数です。
なぜこれほどまでに増え続けているのかを探ってみると、ほとんどが糖尿病性腎症です。
ある大手病院での調査では2003年度における透析全患者の約4割をしめていました。
こうした傾向は20年ほど前から指摘されてきましたが、いっこうに減る様子がないと言うことはどこに原因があるのでしょうか。

そもそも透析とはどのような処方かといいますと、簡単に言えば血液中に蓄積されている毒素を除去してきれいな血液と入れ替えるというものです。
こうした働きはもともと腎臓で行うべきものなのですが、腎臓がうまく役割を果たさなくなってしまったので人工的に行っているのです。
もしも放置してしまったら体内に毒素や老廃物がどんどんたまっていき尿毒症へ進行してしまいます。

心臓を始め他の臓器にも多大な影響を与えるばかりか生命の維持もままならなくなってしまいます。
本来老廃物は尿として体外へ排出されていくはずなのですが、その尿さえ作られなくなります。
さらにこれを通常週3回から4回行われており、1回に要する時間はおよそ4時間程度です。
こうなると生活も影響されます。

しかも1度腎不全を発症すれば通常は完治しないので、生涯透析し続ける事になります。
糖尿病を悪化させてしまったゆえの症状であるとするなら、きちんと通院してインスリン注射を継続していく事がいかに重要であるかがわかってきます。
さらに1型糖尿病に進行しないためには早期発見早期治療が絶対必要です。

Ⅱ型のレベルで食事療法をきちんと行う事と生活習慣を見直す事によって血糖値をじょうずにコントロールできれば、普通の生活を送る事もできるのです。
ちなみに人工透析を導入し始めた後も糖尿病治療は平行して行う必要がありますし、加えて人工透析に対応した食習慣も必要になりますので、食事制限はさらに厳しくなっていきます。
合併症を併発すると経済的負担プラス治療法がより複雑化していきますので、根治の可能性はますます遠ざかる事になります。